不妊治療の負担について~痛みレベルは?~

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映えない暮らし

令和5年の3月から11月までの期間、不妊治療のため婦人科に通院していました。

わたしの場合11月に転職が決まり、一度中断しました。その翌月に運良く自然妊娠することが出来たので、比較的短期間で不妊治療の通院は終了しました。

わたしが行った不妊治療の検査、治療内容はこちらです。あの頃どのくらい負担だったか振り返るために痛みレベル(1~10段階)とともに振り返っていきます。

ホルモンチェックの採血~痛みレベル2~

この検査は周期毎に採血を行い、ホルモン量のチェックを行う検査です。

わたしの場合は3回採血を行い、全て基準値内の異常なしでした。

採血はあまり得意ではないですが極端に苦手でもないという感じで、痛みレベルは2にしておきます。

排卵の状態確認~痛みレベル1~

次に排卵の状態、卵子の育ち具合を経腟エコーで確認する検査を、月経後およそ10~12日後頃に行いました。

排卵のためにきちんと卵子が育っていることをエコーで確認し、サイズなどもチェックしてもらいました。

子宮頸がん検診を毎年受けているため慣れもあるのか、エコーはほとんど痛みはありませんでした。(少し違和感がある程度)

卵管造影検査~痛みレベル3~

痛みを伴う不妊治療について検索をかけると、卵管造影検査について多くの記事が出てくるように思います。

わたしも検査を受ける前は本当に不安で不安で、担当医師に「本当にこの検査は受けなければいけませんか?」と聞いたほどでした。

卵管が詰まっているとそもそも着床しにくい、そして、卵管造影検査で造影剤を流すことにより、粘液などが流れて卵管の通りが良くなるため、この検査により妊娠しやすくなると説明がありました。

通院する前から不妊治療の下調べを行い、卵管造影検査に一番不安を感じていました。そのため通院するクリニックも卵管造影検査を看板にしているクリニックを選択しました。

ずっとこの検査が憂鬱で、YouTubeやネットで調べてさらに不安になっていましたが、実際に検査を受けると「こんなものか…」と思う程度でした。

膣にエコーを入れながら最初に消毒していきますが、その消毒に不快感を感じる人が多いとのことで、わたしの受診したクリニックでは消毒も工夫を行っているとのことでした。

その後、管を入れて準備し(この処置も痛みはなく違和感程度)、造影剤を流すための台に移動し、最初は少量ずつ流して痛みの確認をしてくださいました。

問題なさそうだったので「大丈夫です」と返事をすると、造影検査開始。

じんわりと下半身が暖まる感覚と、少しダル重いような(生理痛の軽いもの)感覚がありあっという間に終了しました。

ネットでは「死ぬほど痛かった」「のたうち回るほど痛かった」と記載があり不安になっていましたが、実際に検査を受けてみると痛みに強くないわたしでも我慢出来る程度でした。(もちろん個人差はあると思いますし、病院によって処置方法も異なると思います。)

結果は左右とも卵管に詰まりがあり、造影剤の流れがかなり遅かったとのこと。

そしてFTの手術へ移行しました。

卵管鏡下卵管形成術(FT)~痛みレベル4~

卵管造影検査にて左右の卵管に詰まりが見つかったため、FTの手術を行うことになりました。

この手術は、左右の卵管に管のようなものを入れて詰まった卵管を拡張する手術。医師から説明があり、同意書にサインしました。

手術自体は日帰りとのことでした。眠った状態で手術が行われるとのこと。当日の持ち物は同意書と生理用のナプキン2枚のみ。

手術当日は9時30分頃に病院へ入り、10時頃から点滴の処置がありました。

点滴をしながら手術台へ上がり、その後薬の効果でいつの間にか眠ってしまい、目が覚めると手術は終了しており別室のベッドへ移動していました。

覚醒直後は下腹部に痛みがあり、看護師さんに頼んで痛み止めを内服させてもらいました。この時の時間は10時30分くらいだったと思います。

その後もう少し覚醒するまで様子を見させてほしいと言われ、再び横になりました。

11時頃には痛み止めが効いてきて、しっかり覚醒し、普段通り歩けるようになりました。

11時30分頃に支払いを済ませ、帰宅しました。

帰宅後当日は入浴禁止でシャワー浴のみと言われていました。また、わたしの場合は少しだけパットに付く程度の出血もありました。が、その後は出血も痛みもなく、念のため頂いていた痛み止めは帰宅後1度も使用しませんでした。

手術直後の痛みを考慮し、痛みレベルは4としています。ただ、手術自体は眠ったままで終わり、痛み止め内服後は痛みはなく、「あっという間に終わったなぁ」という感覚でした。

人工授精(AIH)~痛みレベル1or2~

卵管を拡張する手術を行った翌月から、人工授精を行っていくことになりました。(夫の精液検査も異常なしのため)

わたしの通っていた病院では、月経後10~12日くらいで病院受診し、卵子の育ち具合を確認するためエコーを受けました。

卵子が順調に育っていることを確認した後、人工授精の日程を決定するという流れでした。(ここで卵子が育っていない場合、注射等を検討するとのことでした)

人工授精当日の流れは、夫が病院から渡された専用の容器に精液を採取し、その容器をわたしが病院へ持っていきます。

そして1時間程度かけて精液を抽出する作業を専用の機械で行い(その間わたしはカフェ等で過ごしていました)時間になったら病院へ戻り人工授精を行うという流れでした。

人工授精自体は6回程度行いましたが、日によって痛みが少し違ったので1または2としました。ただ、痛みというよりは違和感という感じで、痛みらしい痛みは感じず、卵管造影ほどの不快感はありませんでした。

以上がわたしの体験した不妊治療の検査・処置の内容になります。

人工授精6回目で授からず、そろそろステップアップ?と思っていましたが、その時期にわたしの転職が決まりました。

そのため一度不妊治療は中断しました。(その後自然妊娠しました。また記事に残します)

痛みレベルで振り返りましたが、実際の負担は身体的負担ばかりではありませんでした。もちろん治療費がかかりました。

わたしが治療を開始した頃はすでに保険適応となっていたため、卵管造影検査は1万円以内、FTは高額医療費の申請をしたり、自分の入っていた医療保険からお金もおりたため自己負担額は3万円程度人工授精は1回あたり6000円弱程度でした。(人工授精後に排卵を促す注射をしたり、抗生剤を処方してもらうため、そこからプラス数千円の月もありました)

保険適応になったとはいえ、長期戦になってくるとジリジリとお金が削られていく感覚があり、仕事はかなりハードでしたが不妊治療を優先するために転職に踏み切ることが出来ませんでした。

わたしが収入を落とすことは出来ない」と思いながら毎日働いていたのを覚えています。

身体面、金銭面以外に苦労したことは、会社を突然休まなければならないことでした。

人工授精の日程を決めた後は夫もわたしも職場で有給をもらわなければなりません。

しかも「明日人工授精をしましょう」とか、「2日後にしましょう」という感じで毎回突然決まってしまうため、「明日急遽お休みを頂きたくて。」という相談を何度もさせてもらった記憶があります。そのため直属の上司には不妊治療で通院していることを相談しなければなりませんでした。

どこの業界も同じかもしれませんが、わたしの職種は人手不足の業界のため、代わりの人材の手配に苦労されたと思います。

わたしの上司はたまたま理解があり、すぐに対応してくれていましたが、「休んだ分、他の業務で巻き返さなければ」というプレッシャーもあり精神的に追い込まれていた時期もありました。

様々な負担がかかってくる不妊治療は本当に経験した人にしかわからない辛さがあると思っています。

わたしはたまたま自然妊娠することが出来ましたが、不妊治療による夫婦の負担は身体面、金銭面、精神面ばかりではありません。

この頃の苦しみをまた少しずつ記事に残していけたらと思います。

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