元々散財癖のあったわたし。バリバリと総合病院で看護師として勤務しており、実家暮らし。実家にも一応生活費は入れていたけど、1人暮らしをするよりずっと安いお金で住まわせてもらっていました。
そんな生活をしていたので、独身時代は節約や貯金はあまり考えたことがなかったのです。
好きなものを気にせず購入する毎日。田舎なので百貨店などのお店は少なかったけど、インターネットでなんでも手に入る時代。ネットサーフィンが大好きで、最新の洋服や靴、お取り寄せグルメなど頼み、友人や家族と楽しんでいました。
転機になったのが、結婚して3年目に夫が転職したこと。この時夫の収入が半分にまで減ってしまいました。
それまで高給取りの部類だった夫の収入は平均以下にまで下がりました。結婚してからパート看護師になったわたしはこれを機に再び正社員で働くことに。
そしてここから節約を意識した映えない生活が始まりました。
固定費を限界まで削減することに成功し、その後考えたのは「食費がどうにかならないか」ということ。
夫の転職前の食費は外食費を合わせると8万越えで、月によって変動がかなりありました。(10万近くいくことも)
それは自炊が続かず食材を捨ててしまったり、ご褒美と称した外食やちょっと良いスイーツを購入する頻度がかなり多かったから、と自己分析でようやく気付きました。
まず、自炊を継続し毎日お弁当を作ることから開始。
しかし毎日自炊をするって本当に大変…。仕事から帰ると疲れて何もヤル気にならない…。
そんなヤル気なしのわたしでしたが、「頑張りすぎない」「周りと比較しない」「節約できた分お小遣いに回せる」という3つの意識で約3年間、自炊を継続することが出来ました。
自炊は頑張りすぎない
本当にこれに尽きます。最初からエンジン全開で手料理ばかりをお弁当に詰めることを考えると、疲れ切ってしまいとってもストレスに。
冷凍食品を使ったり、「今日、明日は自炊をして明後日は出来合いのお惣菜を使う」など、マイルールをつくってしまうと継続しやすいです。
わたしの場合はとにかく毎日続けたいと考えていたため、1週間に2回ほどの買い出しで3日分くらいの肉や野菜を購入していました。そのためちょっと疲れたけど作らなきゃ、と思える環境に。
強制して頑張り、たしかに継続は出来ましたが、今考えるとお惣菜にしても大きく金額は変わらない。野菜メニューだけ作ってあとはお惣菜に頼る、など決めても良かったかも?と思っています。
自炊は継続出来ないとあまり意味がないと思っています。反動で全くしなくなったことがありますが、その時はコンビニで高いお弁当を買い漁ることが増えました。
これではお財布にも体にも優しくない…
苦しくなりすぎないように、冷凍食品やスーパーの総菜を駆使しつつ、作れるときはなるべく作る。これを徹底しました。
周りと比較しない(とくにお弁当)
SNSを見ていると、みなさんどうやったらこんなに美味しそうに作れたり盛り付けができるの?と思うような眩しすぎる食卓写真についつい目が行ってしまいます。
とくにお弁当に関しては、夫もわたしも会社に持っていくので、見た目も少し気になりますよね。
でもここは気にしない、周りと比較しないというメンタルを維持(笑)
こんな夕飯の残り物を詰めただけの弁当でも、節約になるし手料理で体にも良いと思ったら食べられる。(恥は捨てる)
自分のお弁当は底辺だと考えており、口癖は「すごーい👏」です。(←料理上手な母にこの考えを伝えたら苦笑されました)
わたしの得意分野は料理ではないので、ここに力は注がない。夫の理解もあり、健康と節約のためだけに行っていると割り切っています。
節約出来た分お小遣いに回せる
この考えがなんだかんだ一番大きかったです。
夫婦2人で8~10万近くまでかかっていた食費(外食費込み)は、自炊を始めてお弁当も毎日作るようになってから5、6万(もちろん外食費込み)に落ち着きました。しかも大きな変動はなく安定するように。
その分確かに時間と労力はかかっています。職場から疲れて帰ってきてから1時間以上はキッチンに張り付いて料理、片付けをしなければなりません。
しかしわたしの場合は、浮いた3万円を丸々お小遣いや貯金に回せると思うと頑張れました。
「自炊は逆に高くなることもある」とよく聞きますが、実践してみると1週間で使うお金を決めてしまえば、圧倒的に節約になることがわかりました。
スーパーで割引シールの貼られた食材で美味しい食事が出来上がると、本当に嬉しいものですよね。節約成功♪とわたしは毎回自分を褒め心身ともに満たされています。
苦手だった料理を継続することは、最初は簡単ではありませんでした。しかし考え方を変えて実践することで、3か月程経過すると習慣化してきました。
そして現在まで継続出来ています。スーパーに行くのも、変わった食材があると楽しめるようになりました。自炊をしていなければ考えられなかったことです。
料理はあまり誰かから評価されることもありませんが、毎日献立を考え、包丁を握り、実は「複雑な頭のトレーニング」とも言われたりするとか。
こんな映えない食事だけど、旬で安くなった食材や頂き物を上手く使って引き続き節約に励んでいきたいと思います。
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