
東京で働いてみたくて求人を探しているけど病院や施設がたくさんありすぎてどのように絞れば良いかわかりません。職場探しのポイントはありますか?
このようなお悩みにお答えします。
●この記事の内容
今後上京予定の看護師さん、看護学生さんへ、給料や待遇面以外で東京で転職する際に抑えるべきポイントを3つ解説しています。

わたしは29歳で初めて地元を離れて上京し東京23区内でおよそ2年間働いていました。
1回目の転職は失敗し2か月で退職していますが、2回目の転職は働きやすい職場に勤務することが出来ました。
この記事では、これから上京を考えている看護師さん、看護学生さんが充実した東京看護師ライフが送れるように、筆者の失敗談を交えながら解説していきます。
結論、東京で転職活動する際にはこちらの3つに気を付けるべきです。(給料や待遇面以外です)
- 駅周辺の環境について詳しく調べること
- 実際に足を運んで通勤時間を正確に掴むこと
- 激混みしない電車で通えるエリアを選ぶのも1つ
1つずつ解説していきますね。
憧れの東京で看護師!注意点3つ

駅周辺の環境について詳しく調べること
東京と聞くと何駅が思い浮かびますか?
東京に住んだことがない人でも、渋谷、新宿、銀座…有名な駅名はたくさん浮かぶと思います。
わたしも上京前は自宅から通える有名なエリアで求人を探していました。
その方が求人数も多く、探しやすかったからです。
しかし東京勤務を考える時に最寄り駅の環境はとても重要ポイントになります。
わたしが最初に転職した場所もみんなが知っているようなあの有名な駅名のあの場所でした。

憧れの東京、みんなが知ってる場所で働いてキラキラしてみたいという浅はかな考えでした。
しかし地方都市の人込み程度しか経験のなかった筆者にとって、東京の主要駅の人だかりはとてつもないストレスになりました。

とくに朝の通勤時間帯は人、人、人だらけ…。どこからこんなに人が出てくるんだ…と働き出した当時は呆気に取られていました。
初めての東京生活、人混みストレスが限界になり結局2か月で退職。(他にも理由はありましたが)
次に選んだエリアは、主要駅から少し外れローカル線を乗り継いで行ける駅でした。
主要駅から外れると求人数はかなり少なくなりますが、時間の融通が効く高齢者施設だったり、若いスタッフが多くアットホームな雰囲気のクリニックだったりと掘り出し求人が意外とありました。
そしてついに、スタッフの思いに寄り添ってくれる経営陣、通勤しやすい環境、そんな素敵な条件の揃った職場に出会えました。

仕事中は忙しかったですが、終業後に職場近くの小さな居酒屋に同僚や社長さんと飲みに行ったり。今でも良い思い出です。
この主要駅から少し外れた場所で働くってわたしのような穏やかに働きたいタイプの人には本当におすすめです。
住宅街の一角にある訪問看護ステーションとか、閑静な住宅街にあるデイサービスとかもあったりして、こぢんまりとしていて落ち着いて働くことが出来ます。
もちろん、主要駅周辺の大病院や有名クリニックでバリバリ働きたい!と考えている人は主要駅に的を絞って検索すると良いです。
大きな駅には大きなデパートや百貨店があるので、買い物して帰ることも可能です。
どこで勤務するにしても、最寄り駅周辺の環境は大事です。
治安やお店など今はネットである程度検索が可能なので、調べられる範囲でしっかりと調べましょう。
実際に足を運んで通勤時間を正確に掴むこと
東京の通勤時間は1時間超えることも普通と考えるそうです。(郊外に家を建てたりアパートを借りて通勤する人が多いため)
田舎では通勤時間が1時間超える方が少ないのではないかと思います。

わたしが田舎で働いていたときは職場から車で20分の所に住んでいました。
その職場はほとんどの人たちが車で30分前後の場所から通勤していました。
東京は電車がたくさん走っており、なんだかんだ便利です。多い所では2~3分に1本電車が走っています。
しかし鉄道をしっかり把握して上手く乗り継ぎをすることが必要です。
電車を上手く乗り継げば早く行けることもあるし、反対に別の鉄道を利用して遅くなってしまうこともあります。
「この電車に乗れば、このくらいで着く」「駅から歩く時間は増えるけど、実質通勤時間は減る」など、使える鉄道は使って実際の通勤時間を比較してみましょう。
グーグルマップを使えばかなり正確な時間を測定できますが、実際に足を運んだ方が良いです。
街歩きをすることで職場周辺の環境も知ることが出来ますし、自分の足で行くほうがやはり一番正確です。
時間がある人は、住む予定のエリアから職場まで実際に行ってみましょう。
主要鉄道を使わなくても通える場所を選択する
主要鉄道はとくに朝の通勤時間帯はとにかく混みます。
東京は満員電車が大変、とは聞いていましたが、あまりよくわかっていませんでした。
地方都市の満員電車と東京の満員電車ではレベルが違います。
「地元の〇〇電車も混むし、行けるでしょ」程度にしか考えていませんでした。
そして平日の昼頃(あまり混まなくなる時間帯)に病院見学に行き、オシャレな街を堪能し、「ここで働く!」と即決。
都会の美味しいところしか知らずに飛び込んでしまったのです。

そして勤務が始まると同時にわたしもしっかりと満員電車の洗礼を受けました。
それからは満員電車に悩まされる日々でした。
結局通勤が想像以上に大変で、(もちろん他にも理由はあったのですが)すぐに転職しました。
その後の求人検索では、山手線や小田急線、京浜東北線などの主要な鉄道を利用しなければ行けない場所は、可能な限り省いて求人検索していました。
そしてローカル線だけを乗り継いで行ける職場に出会いました。
この満員電車に朝から耐えなくて良いというだけでかなりストレスが減ります。本当に侮れません。
主要鉄道を使わなくても通える場所で働くことはかなりおすすめです。
電車のストレスに自信のない方は、主要鉄道を避けて求人検索しましょう。
結論、理想と現実は違うのでしっかり下調べをしよう

東京はキラキラした街、そんな場所でバリバリ働いて、キラキラしたいと思ってワクワクしている看護師さんは要注意です。
もちろん、それが悪いことではありません。キャリアアップや東京という街で自分を磨くチャンスにもなります。
しかし実際キラキラしたイメージを持つ主要駅で勤務することは、かなりのエネルギーが必要になります。
看護師という職業は、身体的にも精神的にもかなりのエネルギーを消耗します。
自分がどのようなタイプか自己分析をしっかり行い、せめて通勤や最寄り駅の環境でストレスをためないような職場を選び取りましょう。
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