カムカムエヴリバディを見て

映えない暮らし

2021年度に放送されたNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」を昨日ようやく見終えました。

このドラマは、昭和、平成、令和の時代を生きた祖母、母、娘の親子3代を描く100年の物語👧

正直こんなに泣かされると思ってなかったのですが、見られた方いかがでしたか?

わたしが見てきた(数少ない)ドラマ至上ナンバーワンじゃないかと思う程、心を動かされました。だから、精神科で働きながら感じていたことと、合わせて感想を書いてみました。

カムカムが放送されていた頃毎朝見ていた方は、このドラマを見て平常心で出勤出来ていたのでしょうか?わたしは各回ごとに泣かされて、とてもじゃないけどこのあと出勤なんて考えられませんでした。

昭和を生きる安子編は、戦争真っ只中の日本が描かれています。

この章では、まず普通に家族がいてくれて、当たり前のように食事を取れて、当たり前のように毎日仕事に行ける…そんな日常の幸せを実感しました。(薄っぺらい感想だけど)

そして貧乏でも、愛する娘と暮らせたらそれが一番の幸せ🍀

るい編では、高度経済成長期頃の時代が描かれていますが、るいは愛する人たちと慎ましく生活していました。

るい編からひなた編にかけて時々朝食が映るのですが、朝食にも時代を感じました。

魚中心の和食からウインナーに変わったときはおおー!と思いました🍗笑

るい編でわたしは、時代が変化しても今の生活をずっと維持していこうと強く思いました。

数年前に生活を見直し、自分の心と向き合い、散財を辞めました。

今は何映えもしない慎ましい生活を夫と送っています。

慎ましく、でも温かな家庭を築いていきたい。お腹の子が生まれてきたら、お金以上に愛情をいっぱい注いであげたいと強く思った章でした。

そしてひなた編では平成に時代は変わります。わたしは平成初期に生まれたのでいろいろ懐かしい。歌も髪型も服装も忠実に再現されていました。

こうやっていろんな時代を見ていくと、良い時代に生まれ育ったんだなぁと…わたしは思います。

しかし、精神科勤務の頃はこの便利な現代社会が本当に幸せなのか、疑問に感じることもありました。

家族との関係が悪く、「幼少期は成績が悪く親から否定されて育ってきました。」と話す自己肯定感の低い方、身内間の金銭トラブルで裁判になっている方…

こうやって様々な状況の中で生きてこられた方と関わると、この便利な社会って一体なんなんだろうと考えてしまいます。

便利になればなるほど、「もっともっと」と考えてしまい他人と比較したり、妬みあったり…

たしかに戦時中のように、命がけで生きていくことはなくなりました。食べるものにも困らないし、爆弾が降ってくることもない。

でも心の部分はずっと置いてけぼりな気がします。

それでもみんな、どんな時代も強く生きているんだなぁと…。ドラマと重ねてつくづく考えてしまいました。

慎ましく生きていくことの幸せを改めて感じ、今日のお昼もこんなご飯を食べました。

どうしても混ぜそばが食べたくて…ねぎくらいのせればよかったけど冷蔵庫になかった。

餃子と野菜は、冷蔵庫の中を処分するために出しました。

上を見たらきりがない、下を見てもきりがない、比較したってなんにもならない。

友人がキラキラした高級ランチをあげていても、今のわたしには何も響かない。(美味しそう~とは思いますよもちろん!)

でもわたしはわたし、自分の満たし方は、自分が一番わかっています😊

これに気付いてからは、生活への考え方が変わり、お金が増えました。もちろん怪しい商売をしているわけではないです。圧倒的に使うお金が減っただけです。

しかし、何度も書いていますが、この生活のほうがわたしは満たされるんです。

これからもわたしは自分軸で幸せを感じながら、家族とともにささやかで温かい暮らしを送っていきます。

カムカムエブリバディを見て、ますますそう感じました✨

あと、戦争、歴史、音楽が好きな方は是非カムカム見てみてください。

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